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Act.169続き

(投稿後、約1時間で5か所の間違いを発見・・・すいません、直しました。)

次号はお休みなんですね・・・こうなったら、続きは自分で妄想するしか。今回、蓮様がリックを慕う気持ちを思って切なくなっちゃいました。「神に背いてもいい」ほど恋しいキョコさんに手をだせない蓮くん。きっとリックは彼にとって神以上に逆らってはいけない存在なんだろうな・・・

コミック派の人は逃げてください。注)誕生日プレゼントをねつ造してます。



SIDE KYOKO

心の持ちようでは解決できない事は、魔法の助けを借りて乗り越える----それが私の信条。

***

「・・・居ようか 一緒に・・・・」

敦賀さんから誕生日に頂いた「クイーンローザ」様から出てきた「プリンセスローザ」様を差し出しすと、彼が何か吹っ切れたような表情して受け取ってくれた。

(魔法の力を信じても良いかと思ってくれてる?)

「でも・・・俺がこれを身につけるのは無理があるから・・・ちょっとまってて?」

そう言って、寝室の方に行って・・・持ってきたのは、

(私があげたバースデープレゼント!!!)

私!敦賀さんの誕生日に『携帯用・枕』に『最上キョーコオリジナル枕カバー』を付けて渡しました!敦賀さんが枕がないと眠れないっていうから!日頃お世話になっている敦賀さんが喜んでくれそうで、私にも買えるものといったら・・・これしか考え付かなかったの!!

カバーには妖精の羽根のイメージした刺繍を施しあって、マジックテープで「妖精コーン人形」を側面に付けると、まるで妖精コーンの羽根に頭を乗せて眠れる・・・ような仕掛けになっている。今思うと「私」なら安眠間違い無しの「私の趣味丸出し」の枕!!

(いやあぁ!今更ながらに恥ずかしい!!!!)

「この人形、妖精のコーンをイメージしてるんだろう?この人形にプリンセスローザのネックレスを掛けて、持ち歩く事にするよ。そうすれば魔法効果・・・倍増?」

そういって、人形とプリンセスローザ様をまた一緒に渡される。

「あの・・・」

「最上さんが、魔法を掛けてくれる?」

「え?」

「プリンセスローザ様に俺の事も「よろしく」って、お願いしてくれるかな?最上さんが思った通りでいい、俺に魔法がかかるように何でも良いから唱えてみて?」

敦賀さんは神妙そうな面持ちで私と、プリンセスローザ様とコーン人形を見ている。

(冗談を言ってるような雰囲気じゃない・・・)

「えっと・・・あ、はい、ちょっと待ってて下さい」

(せっかく敦賀さんが魔法の力を信じてみようって気になっているんだから!心を込めてやらなくちゃ!)

目の前のサイドテーブルにコーン人形を座らせて、私は佇まいを正した。目を閉じて精神統一する。

----魔法の言葉は決まった。

***

横に座っている敦賀さんの視線を痛いほどに感じる。

「プリンセスローザ様・・・どんな不運に見舞われても負けないような幸運を、あなたを身に付けるコーンに運んでください」

そういってコーン人形にプリンセスローザ様を掛ける。そうしてコーン人形に向かってお願いする。

「コーン、プリンセスローザ様の幸運に、さらにあなたの幸運を重ねて、敦賀さんの元を訪れてください。敦賀さんが・・・どんなシーンでも演り遂げられるよう、いつの日も幸福であるよう、無限のパワーを授けてください」

最後にぎゅーっとコーン人形を抱きしめてみた。

「最後に僭越なが最上キョーコパワーも足しときました。私如きの力なんて微々たるものですが、魔法を信じるパワーだけは敦賀さんに勝てる自信がありますからね!」


SIDE REN

----幸運よ再び。さらなる幸運を連れて久遠の元へ訪れよ。いつの日もクオンが永遠に幸福であるために----

***

最上さんが、俺の為にかけ始めた魔法が・・・リックが掛けてくれた言葉に重なる。

(リック・・・)

最上さんにリックのあの日の姿が重なった。
俺がリックを思い出すときには最後の姿が殆どだったのに・・・リックが俺を温めてくれた数々の思い出達が鮮やかに蘇る。

(いつでも俺に自力で生きていける場所を見つけるよう、勇気と希望を与えてくれたリック・・・)

「あの?敦賀さん?・・・魔法、掛けて終わりましたよ?」

一瞬、完全に意識が飛んでしまっていた。最上さんの声に我に返ると、心配そうな顔の彼女が、プリンセスローザのペンダントを掛けたコーン人形が差し出していた。

「あ、ありがとう」

最上さんと一緒に居ると、リックの事を忘れてしまいそうで・・・怖かった。でも、彼女は同時に・・・リックを再び俺の元に連れてきてくれた。

(これが、魔法の力なんだね・・・リック)

最後まで俺を闇の中から救い出だそうとして・・・倒れてしまったリック。そのリックが、情けない俺を心配して・・・最上さん魔法の力を借りて再び俺の所に来てくれたような気がした。

(俺・・・いつからこんなに自分に都合のいい考え方をするようになったんだろうな・・・)

----彼女さえ一緒にいてくれればクオンの闇に勝てるし、リックの事も忘れない

そんな確信を持ってしまった。

***

最後に最上さんが「コーン人形」・・・あれは「俺の分身」を抱きしめてくれたのが嬉しかった。

「今日は、最上さんに抱かれて眠る事にするよ。きっと・・・明日の朝にはすっかり魔法がかかっている気がする」

そういって、コーン人形と枕を抱きしめてみせる。

「なんでっ!そんな「いかがわしい」言い方をするんですか!『今夜は私が差し上げた枕を使う』と言えば良いじゃないですか!!」

「あぁ、そうだね」

最上さんが、まったくもう敦賀さんはいつもわざと誤解をさせるようなもってまわったいいまわしをするんだから・・・とぶつぶつ言っている。ふと、時計を見るともう1時を過ぎている。

「さぁ、もう遅いから・・・下宿まで送るね?」

「なっ!今日、病院送りになったって自覚があるんですか!?私はタクシーで帰りますから、今夜は早々に「プリンセスローザ様とコーン」の魔法に掛けられてください!!」

「そんな・・・夜遅くに女の子を呼びつけて・・もし帰りに何かあったらと思うと俺は心配で寝られない。すると魔法が掛からない・・・」

俺の言葉で、最上さんが固まって・・・両者一歩も譲らずという状態になってしまった。そこで俺は名案を思いつく。髪をグシャグシャと乱して雰囲気を変えてみせる。

「・・・ねぇ、セツカ?今夜だけ・・・兄さんを抱いて眠ってくれないか?」

最上さんがビックリした顔をしていたけけれど・・・すぐに、その表情が変わる。

「くすっ。兄さん、随分甘えん坊ね?いいわ、今夜だけは特別・・・アタシが腕枕してあげる」

そうして、俺は本当に最上さんに抱かれて眠るという、幸せな状況を手に入れた。

(---最上さん・・・リック・・・ありがとう・・・俺はB・Jを絶対に演り遂げてみせるよ・・・)



SIDE KYOKO

「はっ、はっ、破廉恥~!! はっ、離してください~!!」

私は朝から、最大音量で叫んだ。

寝る時には私が敦賀さんを「軽く」抱きしめるように眠りに付いたはずなのに!朝起きたら、敦賀さんの長い腕と足がしっかりと私の体に巻きついていた。し、しかも!手はお借りしたパジャマの中に入り込んでいて直接、背中からわき腹に回っていて、そのお顔を!私のささやかな胸にうずめ寝ていらっしゃる。

「素敵な目覚ましを・・・かなり効くね」

一旦起きたらしい敦賀さんが、また果てるように脱力してしまった。アナタは重たいんです!意思をもってこの腕を外して下さらないと私は身動きがとれないんです!!

「冷えた身体に体温を直接、分けてくれてありがとう」

あんなトラブルに巻き込まれて、不安で怖いんだろうと思って・・・情に流された私が馬鹿だった!!

「わ、私、もう絶対に敦賀さんとは絡みません~! 優しく甘えておいて!!一体なにをされるやら~~!!」




はやく蓮様が幸せになれますように。

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プロフィール

Agren

Author:Agren
本家のストーリの進行のじれったさに、素敵な2次小説サイトを巡って熱を冷ましていましたが・・・とうとうを自分自身で妄想を開始しました。
2次は愚か、小説初挑戦です!



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