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蓮の翼(5)

SIDE キタオ:トーク番組司会者

今日はいつもは30分の番組を3時間に延長して、しかも生放送でやる事になっている。出演者の目玉は、最後のゲスト:芸能界一の良い男、敦賀蓮。

普段はこの手のトーク番組には滅多に出ない俳優だが、クリスマススペシャルという事で、プロデューサーがLMEに頼み込んで実現したらしい。俺も、至近距離でマジマジと見るのは初めてなんだが、長身なのにバランスが整っている体に加えて、凄く整った顔立ちをしている。

(こりゃ、女共がキャーキャー言うわな)

4年前、18歳で彗星のようにLMEからデビューした敦賀蓮。彼はあっという間にこの業界の頂点に至ってしまった。それ以来、人気は衰える事を知らない。

「はじめまして、敦賀君」

「はじめまして、キタオさん」

「今日はクリスマスイブだっていうのに・・・芸能界一の色男に、こんなオッサンと話をするために来てもらって悪かったね?」

「いいえ、キタオさんにお会いできるのは楽しみでしたし、ここには可愛いサンタガールもいますし?」

そういって、敦賀蓮がチラリとサンタガールに扮したアシスタントの方を見て微笑んだ。

「お飲み物は何にしましょう?よろしければ軽食もご用意します。こちらがメニューです」

(な!スルーかよ!?ここは、普通なら頬を染めて反応する所だろう?)

少し不貞腐れた感じのアシスタントがメニューを携えて敦賀蓮の前に屈みこむ。彼女の仕事は、ゲストへの飲み物や軽食の給仕。メニューを一通り眺めた敦賀蓮は、

「飲み物は・・・ミネラルウォーターで良いかな?食べ物は・・・うーん、どうして「サンタガール」って書いてないのかな?」

「「はぁ??」」

(敦賀蓮ってこうゆうキャラだっけ?)

「残念ながら、食べられるサンタガールのご用意はありません。代わりにサンタの人形が乗っているショートケーキをご用意しますから。それで我慢してください!」

そういって、サンタガールが奥に引っ込んでいった。

「敦賀君が・・・その手の軽口を言う人だとは・・・知らなかったよ」

「何のことです?可愛いサンタガールをクリスマスに食べられたら、きっと幸せになれますよね?」

そう言って、何だか捕え処のない笑顔でニコニコしている。それから少し話をしていると、

「はい、これで我慢して下さい」

サンタガールが、サンタの人形が乗ったケーキをカチャンと音を立てながらテーブルの上に置いて行った。

***

「それでは皆さん、良いクリスマスをお過ごしください!」

そう言って、俺はトーク番組を締めくくった。カメラのランプが全て消え生放送が終わった事を告げる。時間は、ほぼ22時。

「お疲れさまです。今日は、お招きいただきありがとうございました」

敦賀蓮が優雅に挨拶をする。

「今日は来てくれて嬉しかったよ。これから、スタッフと打ち上げがあるんだけれど、敦賀君も来る?君なら大歓迎だし、スタッフが誘えと五月蠅いから一応お誘いするけど・・・先約あるよね?」

多分、駄目だろう。そう思って誘うと・・・彼は意味あり気に笑った。

「サンタガールが参加するなら・・・俺も行きますよ?」

サンタガール・・・いつものアシスタントとは違う・・・LMEのタレントの最上キョーコ。実は、敦賀蓮の恋人らしいと噂になっているのを聞いたことがあるんだが、まさか本当だとは思ってもみなかった。

「じゃぁ、何としてもサンタガールを誘わないとね?」




ここまで来るのに5話も消費してしまいました。Agrenの話は、一話分が十分長いのに・・・。
修正:番組が終わった時間を23時から22時に直しました。労働基準法で高校生は22時までしか働けないんです・・・。

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プロフィール

Agren

Author:Agren
本家のストーリの進行のじれったさに、素敵な2次小説サイトを巡って熱を冷ましていましたが・・・とうとうを自分自身で妄想を開始しました。
2次は愚か、小説初挑戦です!



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