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蓮の翼(3)

SIDE KYOKO

私が居るここは・・・実家の側の小さな川の河原。

「ねぇ、あなた天使さま?」

明るくキラキラ光る髪、青い目、透き通るような白い肌、そして眩しい程の美貌。私には目の前の「人間に似ている存在」の呼び名として、それしか思い付かなかった。

「こちらの世界ではそうも呼ばれてる・・・かな?」

そう目の前の『天使』が答えてくれる。

「ホント!?」

私は、嬉しくなって聞き返すと、

「うん」

『天使』さまがクスクスと笑うと、なんだかお花と蜂蜜とバターを煮詰めるとこんな感じかな?って香りがする様な気がして、私は少し気恥ずかしくなってしまった。

「わ、私の名前はキョーコって言うの。天使さまのお名前は?」

「レン。蓮の花の「蓮(レン)」だよ」

「レン?」

「そう。それが僕の名前。そして君と治める国の名前」

「蓮妃キョーコ。貴女が妃として立つにはまだ幼くて・・・。本当は直ぐにでも人間界から連れ出したいけれど、貴女がこちらの世界に産まれたのも天の意思だから。僕が迎えに来るまで・・・それまでどうか元気で・・・だから今は約束だけ。これは誓いの証」

そう言って、蓮の顔が近づいてきて・・・私たちは口付けを交わした。

***

「きゃぁぁぁ!!!」

私は、奇声と共に、ベットから跳ね起きた。

「ままままま、また、同じ夢を見てしまいましたーーー!!!」

あぁ、もう・・・ホントどうしよう。なんて破廉恥なキョーコ。超絶美形と夢の中で・・・あんなことする夢を見るなんて。恥ずかしい・・・。思わず火照った顔をパンパンっと手で叩いて誤魔化してみる。

私は、昨晩と全く同じ内容の「破廉恥な夢」を見てしまって動揺してしまった。まだ、子供の私が・・・子供の頃によく遊んでいた河原で、美少年とキ、キスする夢。も、ももしかしてこれが世間に言うところの欲求不満というやつですか!!こんな夢をここ1週間連続して見ている自分は乙女として崖っぷちですか!!

やっぱり、やっぱり、彼氏いない歴=年齢、っていうのはイマドキの女子高生として奥手過ぎるのかなぁ、と思う。クリスマスを一緒に過ごす、か、か、か、彼氏とか?本当は居て当たり前なんだろうか・・・。でも、私が素敵だな、って思う人は、皆さん「翼」持ちの「彼女」持ちで。やっぱり、翼が無くて、色気のない私はねぇ・・・とかちょっぴり思ってしまう。

(あぁ・・・でも「蓮」ってば、本当に綺麗な男の子だった・・・)

それに、背中に翼が生えてた。翼全体が淡く光って輪郭がぼやけていたから、良く分からなかったけど、あれは少なくとも4枚、もしかしたら、社長と同じ5枚翼かも。あんな男の子が芸能界に入ったら、きっと直にトップアイドルになれると思う。

(しかし、あのリアリティは何とかならないのかしら・・・)

自分の唇に指で触って確認してしまう、無意識に。

「わわわ、私、何やってるのーーー!!!」

クリスマスイブの朝はこうして幕を開けた。

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Agren

Author:Agren
本家のストーリの進行のじれったさに、素敵な2次小説サイトを巡って熱を冷ましていましたが・・・とうとうを自分自身で妄想を開始しました。
2次は愚か、小説初挑戦です!



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