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料理が得意な彼女(6)

SIDE KYOKO

敦賀さんに『料理上手な彼女』要りませんか?
と伝えた直後、そっと抱きしめられ・・・敦賀さんの目から・・・涙がこぼれた。

私は、予想外の涙に吃驚してしまい、本来話すべきだった「敦賀蓮、食育プロジェクト」の詳細について話すことができなかった。でも、涙する敦賀さんを前に・・・話す雰囲気ではなかった。

敦賀さんは直ぐに涙をぬぐって

(恥ずかしい所を見られてしまったね。嬉し泣きなんてしたの始めてだよ。)

(あぁ、もうどうしよう。幸せ・・・だ。そ、そうだ。ちゃんと言わなきゃ。最上キョーコさん、俺はずっと君の事が好きでした。どうか俺と結婚を前提にお付き合いして下さい。)

・・・それを聞いた瞬間、自分は重大な間違いをしでかした、と気付いた。
正直、軽い気持ちだった。彼女にしたいランキングの結果に気を良くし、モー子さんの告白に流されて、日頃お世話になっている大先輩に恩返しができるなら、と思っていた。

でも当の敦賀さんは涙を流して喜んで、プ、プロポーズのような言葉を口にした。その熱の籠った視線の迫力に押され、思わず「はい」と返事をしてしまったら・・・。

さっ、と抱きかかえられたかと思うと、あっという間に寝室に運ばれて、ベットに押し倒され口付けられていた。
なんという手際の良さ!
まさかこんな色気のない私に天下の「敦賀蓮」が、よ、欲情なされるなんて・・・予想外の展開に混乱してジタバタと暴れていたら、敦賀さんが、

(ずっと君を抱きたいと思っていた。君を夢の中で何度も抱いて、、幸せな夢から覚めて、それが夢だったんだと、1人ベットに寝ている現実に気付くたびに、もういっそ死んでしまいたいような気持になったんだよ。だからねぇ、もう俺を待たせないで?お願い、俺を君の恋人に・・・今すぐして?)

と、私の耳元で囁いた。
その後、じっと瞳を覗き込まれた時、彼は夜の帝王に輪をかけた壮絶な色気を発散していて・・・伊達に抱かれたい男No1に座している訳ではない、と、私は目を逸らす事ができずにいた。

(沈黙は肯定。)

私は、その言葉と共に落とされた彼の深い口付けに・・・訳が分らなくなってしまって、意識がはっきりした時には、彼の腕の中で朝を迎えていた。

あの日から、私は「一緒に頑張りましょう?」という最初の約束通り、敦賀さんに頻繁にお弁当を差し入れたり、夕飯を作りに部屋に通うようになった・・・少しの後悔と罪悪感を感じながら。

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Agren

Author:Agren
本家のストーリの進行のじれったさに、素敵な2次小説サイトを巡って熱を冷ましていましたが・・・とうとうを自分自身で妄想を開始しました。
2次は愚か、小説初挑戦です!



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