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会いたくて(A)終了、お礼とオマケ

会いたくて Aシリーズ も終了しました。
大分、Kシリーズと違う展開ですが、両方ともハッピーエンドですから、一緒といえば一緒でしょうか。

しかしまぁ、甘アマシリーズと宣言してしまったために、自分で書いてて恥ずかしくなる気持ちと、甘い物語にしたいという葛藤で悶えてました。何だか、自分の欲望を公開しているようで・・・恥ずかしいんです。でも、私はリアルで結婚してまして。夫も相当甘アマな人(←私の妄想じゃないですヨ)なので、欲求不満じゃないハズなんです!!多分。

さて、コメントを下さった方にお礼を

みぃ様>こんな駄文でも癒されて下さって良かったです。甘ったるい話は、自分で書いていても幸せな気分なりますから。あぁ、本編もはやくハピーエンドを迎えて欲しい!(なのに、使われていない伏線が多すぎてガッカリ)

TOMCAT☆様>このお話の中の蓮様も(いえ、多分私がかく蓮様は全て)キョコさんが初恋の相手ですから。それはもう、一生懸命、愛しちゃうのです。

遊yuN様>コメントまで読んでくださってありがとうございます。それに、何度も読み返してもらってうれしいです。私も、いくつか大好きなSSがあって、繰り返し読んでいます。どなたかにとってのそうゆう話になるとうれしいです。

aguila様>Aシリーズお気に召しましたか?Agrenは本編の蓮様が不憫でSSを書き始めタチなので、最後は結局、蓮様が幸せになるのです。

ネムコ様>良かったらサイト名とか教えてもらえませんか?ちょっと探してみたのですが、見つからなくて。

その他、拍手のみでも押して下さった皆様!スキビランキングをぽちっと押してくださった皆様!感謝感激です!!

さてさて、以下はAシリーズのオマケです。あれ?Kシリーズと似てる?? だって、蓮社長は同一人物ですから。


会いたくて Aシリース オマケ

レモンチェッロの魔法
SIDE KYOKO 

「冷たいっ!酸っぱい!・・・う~っ、おいし~!!」
食後に出されたシャーベット状のレモン・リキュール---カプリ島名産のレモンチェッロ---を一気に飲み干した。食後にほんの少し飲むだけで、脂っぽかった口の中が一気に爽やになる。

私はイタリアのナポリから少し南の海に浮かぶカプリ島に来ていた。そして、ホテルの目の前にあるレストランのオープンテラスで夕飯を食べている。カプリ島の玄関口:マリーナ・グランデ、を見下ろす事ができるこの場所を私はすかり気に入ってしまった。

----ぼう--ぼうぼうぅぅ。

汽笛を鳴らしながら、また新たなクルーズ船が到着した。カプリ島は南ヨーロッパ屈指のリゾート地だけあって、沢山のクルーズ船が寄港している。夕方になっても忙しく出入りする大小の船。浮かれた表情の乗客達の到着に私までウキウキしてしまう。

この島には『青の洞窟』を撮影するためにやってきた。あまりに有名な観光地で、今更な気はするけれど、やっぱり綺麗なものは綺麗なんだろうし・・・自分の目で見てみたかった。波が高いと洞窟には入れない事を考え、余裕をもって1週間滞在期間をとっていた。

結局、青の洞窟には初日に入ることができてしまい・・・確かに綺麗だったけれど・・・フラッシュを焚きまくる観光客に興を削がれてしまったのも事実。こうゆう場所は、フラッシュを焚いても意味がないのに・・・。パムッカレもそうだったけれど、有名すぎると、結局こうゆうものなのかもしれない。

2日目からは、島内をあちこち散歩していた。

カプリの街のメイン広場も華やかで良いけれど、細い裏道にある小さなお店もいちいち可愛い。
そして、カプリ島は別名レモン島と呼ばれるだけあって、レモンを使ったレモンチェッロが必ずどのお土産屋にも置いてあった。皆へのお土産はレモンチェッロに決定!なんだけど、誰にどの形の小瓶を贈るのか・・・選ぶのが大変なの!!

だって、綺麗な薄黄色の液体の入った小さな瓶・・・とっても意匠に凝ったデザインが所狭しと棚に並ぶ様は・・・まるで魔法使いが作った薬棚みたい!!泰江さんには、もっと美人になる魔法がかかりそうな小瓶を選ばなきゃー!!!

(はっ、もう少しでメルヘン世界に旅立つ所だった・・・)

とにかく、リフトに乗って山に登れば、目の前に広がる、海の碧、木々の緑、ポツポツの見え隠れする岩肌と民家の白。このコントラストが、まったくもう~って位に見事に鮮やかで。やっぱり来て良かったなって思うの。

(蓮さんと一緒に、あの風景を見たかったな・・・)

明るい潮風に吹かれながら、ふと、日本に置いてきてしまった蓮さんの事を思い出す。ヒズリホテルズの社長である彼はとても忙しい。最近はヒズリトラベルとかヒズリ重工の経営にも参画しているみたいだし。
でも、

(1週間も会えなかったら・・・俺は、地球の裏側にだって君に会いに行くからね)

そう言って、私が長期で撮影旅行に出かける度に「視察出張」と称しては予定を会わせて訪ねてくれる。もし、私の行き先にヒズリの施設がなければ、

(ちょっと待っててね?)

なんて笑顔で言いながら、新たにホテルをオープンさせてしまう始末。おかげで、結婚してから・・・私はヒズリホテルズ以外にお世話になった事がない。

(君を旅先で1人にするなんて心配で心配で。せめて俺の息がかかった場所に泊まって?)

でも今回は事情が違った。

カプリ島は、海からすぐに土地が立ちあがって山になっているため、元々建物を建てられるような場所が少なく、新たにホテルが建てられる土地が確保できなかった。それなら、と、古いホテルを買収して改装しようとしてたみたいだけど、人気観光地だけあって、中古物件も中々出てこないのだそう。

(いつまでもヒズリホテルだけを渡り歩けるはずもないし・・・)

そう思い『例外』をさっさと既成事実にするべく、蓮さんの出張中に自分でエアとホテルを手配してカプリ島にやってきてしまった。遠巻きにボディーガードさんが付いて回っているみたいだけれど・・・それはもう仕方がない。海外で不用意に事件に巻き込まれたりしたら蓮さんに迷惑が掛かるもの。

(もう、10日近く、会っていないのよね・・・)

少し寂しくなってしまった。予想以上に胸が痛むかも・・・そう思って、マリーナの先に沈む夕陽を眺めていたら、

「待たせたね」

急に聞きなれた声が掛けられてビックリする。

「あ・・・蓮さん・・・?」

目の前に、たった今思い出していた人物が・・・居た。リゾート地にピッタリなラフな服装が・・・良く似合っていて、相変わらず絵になる人。

「食事終わったみたいだね?さ、ホテルに戻ろうか?」

蓮さんがさっさと支払いを済ませ、私の鞄を持って歩き出す。私は慌てて立ち上り、蓮さんの後を追いかけるけれど、蓮さんは時々振り返りながらもどんどん坂を下っていってしまう。

「あ、待って!私が泊まっているホテル、目の前のここですよ!」

そう声を掛けるのに、彼の長い脚は一向に止まる気配がなくて。私がやっと追い付いた時には、マリーナまで出てしまっていた。

「ねぇ、蓮さん、私のホテルあそこなんですよ?」

高台を指してそう言うと、蓮さんが海の方を指さし、

「今夜の宿はアレ」

(え?さっき入港してきたクルーズ船?もしかして・・・)

疑わしげに蓮さんに視線を向けると、

「カプリにホテルが建てられなさそうだから、動かせるホテルを注文してみたんだよね。君を驚かそうと思って黙っていたら、君は俺の留守を突いて勝手に来ちゃうし・・・台無しだよ」

そういって肩をすくめて見せる。

「あ、あ、あなたって人は・・・また無駄使いして・・・」

「無駄使いとは心外だな。本当は君専用に買っても良いんだけど、怒られそうだからヒズリトラベルの船として一般営業させるつもりだよ?」

蓮さんは、これなら海の側の街ならどこでもカバーできるから、一艘あると絶対便利なんだから。それにしても、なんでもっと早く気付かなかったかな・・・なんて独りごちていた。


***

「しかし、君は酷いよな、ずっと側に居てくれるっていったのに、いっつも俺を独り置いて・・・写真撮りに行っちゃうんだもの」

船室に案内されるなり、蓮さんのいつもの愚痴が始まった。

「えっと、あの時のあれは、そうゆう意味じゃなくてですね。『気持ち的に傍にいます』っていう意味で・・・」

「せめてヒズリホテルズに泊まってくれれば、俺も少しは安心なのに・・・こんな遠いところまで勝手に来ちゃってさ」

「だって、カプリ島にホテルは難しいって・・・というか、そもそも、私が行く先々にホテルを建てようとするのは、経営者の立場からしてどうかと・・・」

「でもね・・・」

次々と、蓮さんがポイポイ言葉を投げつけてくる。痛くはないけれど、ちょっと困る、感じ。こうなった蓮さんには謝ってしまうのが得策よね?

「今回は・・・私も少し強引に来ちゃったと反省しています」

「ホントに?」

「ええ、まぁ」

「じゃぁ、これ」

そう言って、蓮さんからレモンチェッロの小瓶を渡された。

「さっき、美味しそうに飲んでたじゃないか。さぁ、それを飲んで、君の反省をしっかり見せて?」

う、あ、と思った時には目の前の彼が『夜の帝王』に変貌していた。実は、私はお酒はあまり強くない・・・というか、ワイン3杯目で確実に酔っぱらいます。で、酔い方が問題で・・・飲むと、その、色々と敏感になるというか。結婚して初めて分かった私のアルコール体質。レモンチェッロ・・・アルコール度数は30°を超えるから、この小瓶程度でも、私、確実に・・・

「俺、お腹ペコペコ餓死寸前の狼だから・・・よろしくね?」

蓮さんがにじり寄って来る。
はうぅ・・・こうなった蓮さんに逆らうのは怖いし、逆らって散々返り討ちにあったけれども、でも、逃げられるものなら、この状況から逃げたいっ。

「クエン酸は、精力増強に役立つみたいだから、一石二鳥だし?」  

結婚前は絶対こんなセリフ言う人じゃなかった!紳士の中の紳士、ザ・ジェントルマンだった!!なのに、なのに、なのに! さっき、蓮さんに会えなくて寂しいとか思った、私の純情を返して~~~

「自分で飲む決心がつかないなら・・・俺が口移しで飲ませてあげてもいいんだけど?」

硬直している私の手から・・・蓮さんがレモンチェッロの小瓶を取り返して、蓋を開け私の目の前に掲げる。その様子はまるで、

(悪い魔法使いが、私に悪い魔法を掛けようとしているわっ!)

でも・・・私は、飲む前から、既に悪い魔法にかかってしまったみたいで・・・絶・体・絶・命・・・と思いながらも、勝手に体が動いて小瓶の中身を飲んでしまった。

----レモンチェッロ、キョーコを素直にする魔法の飲み物だね?

翌朝、とても嬉しそうに蓮さんが言う。

(や、魔法使いの力が絶大すぎるから・・・)

立ち上がる事ができない体で、レモンチェッロをスーツケースに詰めている彼をぼんやりと眺めていた。

(一体、何本持って帰るつもりなのかしら・・・はぁ・・・)

FIN.




やっぱりこれですか。

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プロフィール

Agren

Author:Agren
本家のストーリの進行のじれったさに、素敵な2次小説サイトを巡って熱を冷ましていましたが・・・とうとうを自分自身で妄想を開始しました。
2次は愚か、小説初挑戦です!



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