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料理が得意な彼女(14)

SIDE KYOKO

明日からアールマンディのCM撮影ために沖縄入りする。

前回・・・私の演技は監督の求めるクオリティーを満たすことができず、私の仕事は無かった事になった。ずっと心に残っていた悔しい経験。いつかはリベンジ!!と思っていた。

だから『前回と同じ監督、同じ内容』のオファーが来た、と聞いて二つ返事で依頼を受けていた。この時・・・間もなく敦賀さんと恋人関係になる・・・とは夢にも思っていなかった。

この仕事で、久しぶりに敦賀さんに会う事になる。
どんな態度を取ればいいのかな?と再会の事を考えると場所をわきまえず「ギャー」と叫びたい気分になったけれど、とにかく明日からの仕事の前に、まず今日を完璧に!!そう思い、仕事モードにギアを入れた。


***


午前中で仕事を終えた私は、夕方には現地入りしていた。準備をしているスタッフさん達に挨拶し、明日からのスケジュールの最終確認をする。(ラブミー部員の私は未だマネージャーが付いていない。)すると、現場を見回っている監督を見つけた。

「市原監督!お久しぶりです、明日からどうぞよろしくお願いします!」

私は気合いを入れて挨拶をした。

「おお!キョーコちゃん、久しぶり!こちらこそよろしくだ!いやぁ~君は随分売れっ子になってしまったね。それなのに、名前が出ないオファーを良くぞ受けてくれたね!」

「同じ企画と聞いて受けない訳にはいきませんよ。今回は監督が納得する演技を披露できるよう、精一杯がんばります!」

「ふふん、期待してるよ~!あ、でもね、内容が変更になるかもしれない、って聞いた?」

「え?あの・・・」
前回と同じ内容としか聞いていなかった。

「あれ?LEMにちゃんと伝えたはずなのに。まぁ、変更するかどうかは蓮次第だから、取りあえず、蓮が来てから話そうや。」

前回と同じで行くかもしれないしね、そういって監督は去って行った。


***


敦賀さんは、相変わらず忙しくて、最終便で日付が変わる頃にホテルに着くか、最悪、明日の始発便で現場入りすると聞いていた、のに。

何故か!まだ日が暮れたばかりの時間に!私の部屋で!私に跨っていらっしゃいます。
敦賀さんを部屋に招き入れた覚えは無いのに、急に部屋に風が入ってきた?と、と思ったら視界がぐるんと回ってベットの上に縫い止められていた。

「久しぶり!会いたかった。」

そういって、夜の帝王顔でキスを落としてくる。気付いたら朝、なんて洒落にならないので、私は精一杯の抵抗として、

「お夕飯はしっかり食べたいんです~!」

と叫んだ。すると、

「君は色気より喰い気・・・なんだねぇ?」

と低く呟くと、夜の帝王に大魔王までも降臨させていた。こ、怖い。コレには逆らっちゃいけない、と本能が告げる。ふ、服従の証を態度で示さないと!尻尾を振るんだっけ?いやいや足の間に挟むんだって!根本的に違うから!人間には尻尾はないから!

そんな・・・本当にどうでもいい事を考えていた一瞬で・・・私の服は全部剥ぎ取られていた。

***

「・・・うん?」

気が付くと、何か暖かい。目を開けると、敦賀さんがニコニコしながら、暖かいタオルで私の体を拭いていた。

「ごめんね、時間が無いから簡単で。夕飯を食べに行くんだろう?お風呂は帰ってきてからちゃんと入ろうね?」

そういって、手早く私に服を着せている。敦賀さん・・・あなたって人は、服を脱がせるだけじゃなく、着せるのも得意なんですね。無駄な才能・・・あぁ、病人の介助とかに役に立つわね・・・とぼんやり考えていると、

「さ、沖縄料理が待ってるよ!」

そう言って、まだボーっとしている私をギュッと抱きしめ、耳元で(ごめんね?)と囁いてから、私の手を引いて部屋を出た。相変わらず、ずるいオトコノヒトだな、と思った。

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Agren

Author:Agren
本家のストーリの進行のじれったさに、素敵な2次小説サイトを巡って熱を冷ましていましたが・・・とうとうを自分自身で妄想を開始しました。
2次は愚か、小説初挑戦です!



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