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料理が得意な彼女(13)

SIDE YASHIRO

例のトーク番組の放送翌日から、蓮に対する女優やモデルからの直接的なアプローチは激減した。蓮が『初恋の君』とお付き合いしていて蜜月状態だということが知れ渡ったからだ。

蓮自身も彼女アリと公言したためか、それでも未だに無くならない質の悪いお誘いはキッパリ断っている。キョーコちゃんも怒ってないみたいだし結果的には良かったのかもしれない。

でも、蓮を取り囲む女性の数が・・・減らない。むしろ増えてる?何故・・・だ!?普通、減るんじゃないのか?

蓮の事を本気で想っていた女性は、寂しげに蓮を見つめている、が、何と言うか益々その、思慕の情が募っている感じが・・・する。

女性スタッフに意見を聞いてみると、
「そうですねぇ・・・あれだけ完璧なのに、あの純愛宣言でしょ?もう、完全無欠の王子様ですよ。おとぎ話の中にしか居ないと思っていた存在がいたんですもの・・・益々憧れちゃいますよ。まぁ、元々手が届くとは思っていませんけど。(そして、はぁ、とため息を吐く)」

実際の蓮を見ていると、ヘタれてるわ、嫉妬深いわで、どうしてくれようか!と思う事も多々あるけれど、裏舞台を知らない女性たちには、確かに完全無欠の王子様に・・・見えるのかもしれない。

実際、蓮に対するオファーも増えているし、ファンクラブの会員数も増えた。
そして相手は女性への好感度も高いキョーコちゃんだ。きっと、相手がキョーコちゃんだと分かれば、益々、蓮の人気は上がるんじゃないかな?と思う。

しかし・・・増えた取り巻きはそれだけじゃない。

「敦賀さん、例のお相手との交際について教えて下さい!」
「初恋の君とのご結婚のご予定は?」
「お相手は一般の方ですか?それとも業界の方ですか?」
「なんでも良いのでコメントを!」

蓮は四六時中いわゆる芸能レポーター達に付きまとわれる事になった。ヤツは「良いお付き合いをさせて頂いてますよ」なんて似非紳士スマイルでニコニコしているけれど、それ以上は、一切話さない。そして、優雅にそれでいて俺が小走りじゃないと追いつけない速度でレポーターの前を通り過ぎる。

そして・・・蓮の機嫌は・・・実は最悪だ。

例の番組の放映からキョーコちゃんが蓮の自宅マンションに来てくれなくなったらしい。辛うじて、俺や事務所経由で時々お弁当が届けられるけど、仕事場で会っても近づいて来ない。

(私が彼女だと知れるような危険な真似はできませんよ!「君子危うきに近づかず!」です!)

電話はしてるらしいが、一度キョーコちゃんの味を占めてしまった蓮にとって・・・自業自得とはいえ、突然の『キョーコ断ち』が徐々に堪え始めている。

が!それも来週までだ!がんばれ蓮!

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プロフィール

Agren

Author:Agren
本家のストーリの進行のじれったさに、素敵な2次小説サイトを巡って熱を冷ましていましたが・・・とうとうを自分自身で妄想を開始しました。
2次は愚か、小説初挑戦です!



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