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料理が得意な彼女(12)

SIDE KYOKO

トーク番組の終了後・・・電話が掛かってきた。非通知設定。きっと敦賀さんだ。

(今日は琴南さんの家にいるだよね?お邪魔してごめんね?)

私は思わず
「なんであんな事言ったんですか?」
と、恨めがましい気持ちをたっぷり乗せて聞いてしまった。すると敦賀さんは申し訳なさそうに、

(実は、収録直前に君が告白されているのを偶々聞いてしまって・・・「好きな人はいない」とか「恋とかしたくない」という科白に動揺してしまったんだ。
------俺も本当は彼女はいないし、好きな人もいない、って言うべきだったのに。)

(・・・あれを聞かれてたの!?)
と、私の方が狼狽してしまった。それを悟られてしまったのか、

(ねぇ、ずっと聞けなかったんだけれど・・・俺の事、好き?俺、キョーコから最初に「彼女にして下さい」って言葉を貰った以外、そうゆう言葉を言ってもらった事がないんだけど・・・)

と、聞かれてしまった。

「・・・・・」

何も言えずに黙ってしまった私に対し、

(・・・疑ってごめん。)

震える声で敦賀さんが答えたので、声だけで泣き顔まで連想させるなんて・・・凄い、と、一瞬感心してしまったら、モー子さんと目が合った。

(大丈夫、アンタはちゃんと敦賀さんの事、好きだから。)

蘇るモー子さんの科白。自分の気持ちなんて全然わからなかったけど、例え分かっても信用なんてできないけど、でも、モー子さんならきっと正しい。

「・・・ちゃんと敦賀さんの事、好きだから。」

すると、電話の先で・・・っあ・・・という、短いうめき声の後、聞こえてきたのは、

( I love you with all my heart...)

という英語の科白だった。ココで何で英語???と思ったけれど、そのお陰で、暗くなりすぎていたと感じた会話が少し明るくなったような気がして、

「でも、まだ公表する覚悟は無いんですヨ?」と答えた。

(ん・・・。テレビであんな事いってごめん。もうしないから、許して?)

「今回だけですよ?」

(ありがとう、愛してるキョーコ・・・琴南さんと楽しい夜を過ごしてね?)

ずっと自分が感じていた罪悪感が少し軽くなった、気がした。

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プロフィール

Author:Agren
本家のストーリの進行のじれったさに、素敵な2次小説サイトを巡って熱を冷ましていましたが・・・とうとうを自分自身で妄想を開始しました。
2次は愚か、小説初挑戦です!



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