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後悔先に立たず(1)

すみません「蓮の翼」を楽しみにして下さる方々。
あの暗いトーン(?)の話にAgrenが耐えられなくなりまして、明るい話を妄想しはじめてしまいました。こちらは、短めに終わるはずです。5話もあれば。もちろん、蓮の翼もちゃんと続けますが、とりあえず、本誌設定で、中編をどぞ。


SIDE KYOKO

「ねぇ京子さん?衣装合わせするから、今着ている洋服を脱いでくれない?」

(ぎゃっ!)

スタイリストさんに声を掛けられたものの・・・私は脂汗を流しながら・・・プロとしてあるまじき事に、この場から逃げ出したい・・その衝動を抑えるのが精一杯で、硬直していた。椹さんが独断で受けてしまったこの仕事。いつかはバレる事かもしれなかったけど、それがもう!!今なの~!?

(な、な、何で、こんな事になっちゃったのかしら!?
最上キョ-コといえば色気ナシ、色気ナシといえば最上キョーコ、そのハズだったのに!!)

もしタイムマシンがあったなら、私はあの時の自分に対して、いくらショータローに馬鹿にされたからって!敦賀さんにも否定され、モー子さんにも怒られたからって!!こんな結果を引き起こす愚かしい努力は止めるべきた!!と必死で説得すると思う。

(あー!!絶~対~絶~命~~~~~~~~~!!!)

=== コトの発端は2年前 ===

私はその当時、BOX”R”というドラマでカリスマ女子高校生「ナツ」を演じていた。
敦賀さんに「世界一美しい」モデルウォークを教わり、さらにプリンセスローザ様とモー子さんプレゼンツに魔法を掛けられ・・・私は「クールビューティー」に身も心もなりきっていた。

それが結構な話題になって、あの話---トリンプルのイメージガール---の依頼が舞い込んでくる。それまでPRする商品が下着ということもあって、トリンプルのイメージガールはすべて20代前半。その慣例を破って10代の私に対して「是非とも『ナツ』のイメージでやって頂きたい!」クライアントからの熱烈ラブコール。

椹さんは、この仕事を受けるも受けないも私次第だという・・・。その時、私は不幸にも!(さすが最上キョーコよね!)ちょうど「ナツ魂」が憑いていて・・・

「前例の無い大抜擢・・・?面白そうだからその話、お受けしましょう・・・?」

椹さんは、比較的大きなその仕事にその場でOKの返事を出してしまった。

----後悔先に立たず

しばらくして我に帰った私は、思い切り後悔することになったけど、CM撮影もスチール撮影も「ナツ魂」の力を2000%借りて、なんとか、なんとか、乗り切った!カオリやユミカからは、

「さすがウチらのリーダー「ナツ」!
この壮絶に色っぽい流し眼・・・なのに全然媚びてないの!カッコいい!!」

なんて褒められて・・・やっぱり「ナっちゃん」は凄い!って、仕事をやり遂げた事にホッとしてた。なのに!

「よう、キョーコ」

久しぶりに聞く、いやな奴の声。

「お前、相変わらずロクに色気もねー「薄っぺらい」体してんなー。そんなんで下着のモデルなんかやって悲しくなんねーのか?」

----かっちーん!

「ああゆうのは、祥子さんとかミルキちゃんとか・・・まぁ、百歩譲ってポチリみたいな、ナイスバディなオンナがやるもんなんだよ!」

そういって、馬鹿ショーが隣にいた祥子さんの胸をビシッっと指をさす。

「おめー、恥を晒したくなかったら二度とあんな仕事するんじゃねーぞ!分ったか!!」

「なっ!ショー!ちょっとキョーコちゃんに失礼よ!余計な事いう暇があるなら次の現場にいくわよ!あのキョーコちゃん?トリンプルのCMもポスターもとても綺麗で格好良かったわよ?」

「そうよそうよ失礼よ!アンタが何を言おうと、私がPRした下着はバカ売れなんだからっ!」

「はん、女からの「同情」を真に受けると馬鹿を見るぞ!男の評価が世間の本音なんだぜ!!」

「いい加減にして!ショー!!あなた本当に言いたい事はそうじゃないでしょ!行くわよ!」

***

( くぅ~、悔しい!悔しい!)

私は自分がテレビ局の廊下に居ることを忘れて、ショータロー人形をポカスカとタコ殴りにしていた。そんな私は・・・不幸にも、またマズイ所をマズイ人に見られてしまった。(重ねがさね、さすが最上キョーコ!)

「最上さん?こんな所で何やってるの?」

ぎゃっぽーん、も、もしかして!?
間違えようのない、この甘いテノールボイス@いつもより低め♪ は・・・

「あ!敦賀さん。こんにちは!」

私は慌てて人形を後ろ手に隠したけれど、本当は今すぐ人形なんか放り投げ、似非紳士笑顔から降り注ぐ・・・光の棘を全力でガードしたいです!

(い、いつもより深めに刺さります~!痛いです!!)

「で、何やってたの?」

(嫌ー!似非レベルが上がってるー!!こうゆう時には全て正直に洗いざらい吐くしか!!)

「す、すみませーん!馬鹿ショーの奴が、私がトリンプルのイメージガールをやってるって事に言い掛かりを付けてきて!見苦しいから二度とするなと!私、悔しくて!場所もわきまえずに、つい人形に八つ当たりを!!

私はっ!!プロとして精一杯頑張って、恥ずかしくない仕事をしたんです!!それなのにっ!!」

私がそう言うと・・・敦賀さんの似非笑顔が消えて、少し真面目な顔になる。
(似非笑顔が消えて・・・大魔王も降りてくる気配なし!よしっ!!成功よ(なにが?))

でも、次に私が聞いたのは、

「んー、でも・・・最上さんは、ああゆう仕事は・・・しなくても良いんじゃないかな?」

なんで、そんなに言いにくそうに言うんですか~!?とっても困った顔してらっしゃるんですか~!

(男の評価が世間の本音なんだぜ by ショータロー)

最上キョーコ、やっぱり、駄目ですか~!駄目ですよね~!駄目でした~~!!

「お、お、お、お目汚し失礼しました~~~~~!!次の仕事があるので失礼します~~~~!!!」

私は、その場から一目散に逃げ出してしまった。




「蓮・・・誤解されたな」
「・・・」
「ま、ヘタに「あの姿は俺の前だけでして欲しかったのに・・・」なんて口走るよりはマシか?」
「社さん・・・」
「赤くなるなよ。まったく、抱かれたい男NO1がこれじゃぁな」

(( はぁ・・・))


なんて会話があったとか。これは、まだプロローグですよ。

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プロフィール

Agren

Author:Agren
本家のストーリの進行のじれったさに、素敵な2次小説サイトを巡って熱を冷ましていましたが・・・とうとうを自分自身で妄想を開始しました。
2次は愚か、小説初挑戦です!



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